煎じる茶で「煎茶」
およそ1300年前、遣唐使が持ち帰ったといわれるお茶を飲む文化。当時の「お茶」は沸騰した湯に、茶葉を煎じて飲む漢方薬のような位置づけでした。現代はそのように煎じて飲むということはなく、どちらかと言えば嗜好飲料として広く親しまれていますが、その効能を知ると「煎茶」という名称に深みを感じます。
お茶は健康維持のため毎日習慣的に
お茶が健康に良いというのは多くの方に知られています。
例えば、カテキンやカフェインは抗酸化作用や脂肪燃焼の促進効果、またテアニンによるリラックス効果や集中力を高める効果も期待できます。その中でもカテキンの抗酸化作用については、あらゆる生活習慣病に対し予防としての効果も認められます。
一方で、過剰摂取には注意が必要です。カフェインによる不眠や神経過敏、胃腸障害などの副作用も考えられます。抗菌作用等については、日常生活の中で飲むほどの「お茶」量でも効果があるといわれますので、神経質にならず楽しんで飲む方がいいのかもしれません。
お茶は、身体の酸化を防ぎ健康的なバランスを維持するために、毎日1杯でも習慣的に飲み続けることが大事です。